7. DXを支える環境づくり
7-1. 情報共有
Microsoft 365・OneDriveを活用し、文書、データ、業務ノウハウを共有できる環境を整備します。
7-2. 生成AIの活用
Microsoft CopilotやChatGPTなどの生成AIを、文書作成、情報整理、データ分析、業務改善、アイデア創出などに活用します。
7-3. ITインフラ・ネットワーク環境
全社員がデジタル技術を安定して活用できるよう、パソコンやネットワーク環境を計画的に整備・更新します。
クラウドサービス、生成AI、各種業務システムを安全かつ安定的に利用できるIT環境を維持します。
7-4. データの可視化・分析
生産、品質、出荷、原価、価格などのデータを横断的に活用し、現場改善と経営判断をつなげます。
製造部門では、生産スケジューラーの構築を進め、生産計画、進捗、標準時間、実績時間、設備稼働、停止理由などを可視化します。
これは社員個人の作業速度を評価するためではありません。作業時間のばらつき、待ち時間、設備停止などの原因を把握し、作業の標準化・平準化と生産性の向上につなげることが目的です。
また、商品コードなどを軸として、受注、生産、出荷、原価、価格のデータをつなぎ、継続的に分析できる環境を整えます。将来的には、蓄積したデータをAIで分析し、生産計画の最適化や異常・ロスの早期把握など、より高度なデータ活用へ発展させます。
7-5. 情報セキュリティ
安全にデジタル技術とデータを活用できる環境を維持するため、Microsoft 365によるアクセス権限管理、OneDrive・社内NASによるデータ管理を行っています。
侵入防止対策としてUTM・ファイアウォールを導入するとともに、異常な通信を検知し、外部への不正通信を遮断するDDHボックスを設置しています。
さらに、外部事業者による24時間365日のネットワーク監視を行い、定期レポートを通じて運用状況を確認しています。
社員への情報セキュリティ教育も継続して実施し、予防・検知・対応を組み合わせた多層的なセキュリティ対策を進めます。
8. DX推進体制
コンドウ印刷では、経営と現場が一緒になってDXを進めています。
代表取締役社長(DX推進統括責任者)
会社全体のDXの方向性を決める
↓
製造部 課長(DXリーダー)
現場と連携してDX施策を進める
↓
DX推進委員会(月1回)
進捗やKPIを確認し、改善策を考える
↓
工場長・人事課長・各部門担当者
各職場で取り組みを進める
↓
全社員
AIやデータを活用し、日々の仕事の中で改善に取り組む
8-1. DX推進委員会の役割
代表取締役社長をDX推進統括責任者とし、DX戦略全体の方向性、投資判断、重要施策の決定および進捗管理を行います。
全社横断の推進組織としてDX推進委員会を設置し、月1回を基本として開催します。
委員会では、DX戦略や各施策の進捗、KPIの達成状況を確認するとともに、生産性、品質、原価、価格などのデータをもとに課題を共有し、改善策や今後の方向性を検討します。
経営、DX推進、製造、人材育成などを担当する責任者が参加し、必要に応じて関係する社員も加わります。経営の方針と現場の意見をつなぎ、全社でDXを推進します。
8-2. 外部パートナーとの連携
社内だけでは不足する専門知識や技術については、外部パートナーと連携し、専門的な知見を取り入れながらDXを推進します。
・リーノ株式会社
DX推進全般の伴走支援、DX認定・DXセレクションに向けた支援
・AXコンサルティング株式会社
Microsoft Copilotの導入、生成AI活用、社員研修の支援
・第四北越銀行
DX推進・経営支援、外部専門機関との連携支援
・長岡工業高等専門学校
高度デジタル人材の育成・活用に関する連携
・プラントフォーム株式会社
アクアポニックス事業におけるDX・技術支援
・デジタルデータソリューション株式会社
情報セキュリティ対策、24時間365日の監視・運用支援
8-3. デジタル人材の育成・確保
全社員を対象としたAI・デジタル活用研修を年2回以上継続して実施し、Microsoft CopilotやChatGPTなどの生成AIを業務で活用できる人材を育成します。
また、外部研修への参加や資格取得を支援し、データを活用して自ら課題を発見し、考え、改善を実践できる「仕事人」の育成を目指します。
高校新卒採用、インターンシップ、地域の学校との連携を継続し、新卒・未経験者・障がいのある社員など、多様な人材が活躍できる職場づくりを進めます。
さらに、モンゴル高専との連携による高度デジタル人材の活用や、アクアポニックス事業を通じた新たな雇用の創出に取り組み、人材の確保・育成・定着を一体的に進めます。
9. DX推進ロードマップ
9-1. STEP1 DXの基盤づくり
1年以内
社員全員がAIやデジタルを活用できる環境を整えます。
・Microsoft 365・OneDriveの全社定着
・Microsoft Copilot・ChatGPT等の活用環境整備
・AI・デジタル活用研修の継続実施
・業務・ノウハウの標準化と共有
・生産・品質などのデータ収集・可視化の開始
9-2. STEP2 データに基づく改善と経営
3年以内
生産・品質・出荷・原価・価格などのデータをつなぎ、現場改善と経営判断に活用します。
個人の作業速度を評価するのではなく、作業時間のばらつき、待ち時間、設備停止などの原因を把握し、仕事の仕組みそのものを改善します。
・生産スケジューラーの構築・運用
・データ可視化・分析基盤の整備
・作業時間の標準化・平準化
・データに基づく継続的な改善
・品質改善・適正な価格判断・収益性向上への活用
9-3. STEP3 DXを企業文化へ
5年
DXを日常の仕事として定着させ、既存事業の競争力向上と新規事業の成長につなげます。
社員一人ひとりがAIやデータを活用し、自ら考え、改善し、挑戦できる組織を実現するとともに、シール・ラベル印刷事業とアクアポニックス事業の両輪で持続的な成長を目指します。
また、シール・ラベル印刷事業で培った品質管理・改善活動と、DXによるデータ活用・業務標準化のノウハウをアクアポニックス事業へ展開します。学校・企業・地域との連携を広げ、地域に新たな産業と雇用を生み出すことを目指します。
10. DX推進の目標
・全社員のAI・デジタル活用率:3年以内に100%
・AI・デジタル活用研修:年2回以上
・品質不良・手戻り件数:2030年度までに2023年度比80%削減
・労働生産性:2030年度までに2025年度比46%向上
・アクアポニックス事業売上高:2030年度までに2025年度比20倍以上
・経常利益率:2030年度までに2025年度比6.8ポイント向上
11. DXで目指す会社の姿
社員一人ひとりがAIやデジタルを活用し、これまで個人に依存していた経験やノウハウを、会社のみんなで活用できる組織を目指します。
生産、品質、出荷、原価、価格などのデータをつなぎ、社員がデータに基づいて自ら考え、改善できる仕組みを定着させます。
また、生産性の向上によって生まれた余力を、人材育成、新規事業、新たな挑戦に活用します。
シール・ラベル印刷事業とアクアポニックス事業の両輪で企業価値を高め、「作業者から仕事人へ」を実践し、お客様・社員・地域社会から必要とされ続ける企業を実現します。
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