社長メッセージ

変化を楽しもう
― 作業者から仕事人へ ―

コンドウ印刷は、「お客様・社員・地域社会から必要とされる企業であり続ける」という企業理念のもと、DXを単なるデジタル化や業務効率化ではなく、人が持つ力を会社全体の力へ変え、企業価値を高めるための経営改革と位置付けています。
 
人口減少や人手不足、働く人の価値観の変化など、経営環境が大きく変化する中、これまで現場で培ってきた経験やノウハウ、品質管理力、改善力を、AIやデジタル技術によって「会社のみんなで使えるノウハウ」へ変え、次の世代へつないでいきます。

また、生産・品質・出荷・原価・価格等のデータをつなぎ、現場改善と経営判断に活用することで、品質・生産性・収益性の向上と、仕事の標準化・平準化を進めます。これは、誰が早い・遅いかを評価するためではありません。仕事の仕組みそのものを改善し、社員一人ひとりがより力を発揮できる環境をつくるためのDXです。 

そして、新卒・未経験者・障害のある人・外国人など、経験や特性にかかわらず、一人ひとりが役割を持ち、それぞれの力を発揮できる組織を目指します。DXが主役ではなく、人を置き換えるのではなく、人が持っている力を会社全体で使えるようにすることを、私たちのDXの基本とします。
 
さらに、データに基づく品質保証や適正な価格判断を通じて、お客様への提供価値を高め、相互に持続可能な取引関係を構築していきます。
 
シール・ラベル印刷事業で培ってきた技術、品質管理力、改善力と、DXによって蓄積するデータ活用や人材育成のノウハウは、アクアポニックスをはじめとする新たな事業にも展開します。既存事業と新規事業の両輪で成長し、新たな雇用と地域の価値を生み出す企業を目指します。
 
これからも「変化を楽しもう ― 作業者から仕事人へ ―」を合言葉に、社員一人ひとりがAIやデータを仕事の道具として活用し、自ら考え、改善し、挑戦できる企業へと成長していきます。
 
そして、お客様・社員・地域社会から必要とされ続ける企業であるために、経営と現場が一体となって、コンドウ印刷らしいDXを進めてまいります。
 

コンドウ印刷株式会社
代表取締役社長 近藤保子

【経営理念】

私たちは人の役に立つことを一番の喜びとし、お客様・社員・地域社会から必要とされる企業であり続けるために企業活動を行います。

1.DXを進める背景

当社を取り巻く環境は、人口減少による人材不足、人件費の上昇、原材料・エネルギー価格の高騰、AIやデジタル技術の急速な進展、環境への意識の高まり、お客様ニーズの多様化など、大きく変化しています。

特に、OEM・受託製造を主体とする当社では、高い品質、短納期、安定供給への対応に加え、コストの上昇を適正に価格へ反映し、お客様と持続可能な取引関係を築いていくことが重要です。

また、人口減少や採用難が進む中、限られた人員でも安定した生産を続けられる体制をつくり、社員一人ひとりがデジタル技術を活用して、自ら課題を発見し、考え、改善できる人材へ成長していくことが求められています。

こうした変化に対応するため、DXによる業務改革、品質・生産性の向上、人材育成を進めます。さらに、生産・品質・原価・価格などのデータを経営判断につなげ、適正な利益を確保できる経営基盤を構築するとともに、新たな事業領域にも挑戦し、持続的に成長できる企業を目指します。

2.コンドウ印刷のDXビジョン

「人への投資」をDXの中心に

私たちがDXで最も大切にしているのは「人」です。

Microsoft 365、OneDrive、Microsoft Copilot、ChatGPTなどのデジタルツールや生成AIを活用できる環境を整えるとともに、継続的な教育を行い、社員一人ひとりのデジタル活用力を高めていきます。

AIやデータを使うことそのものが目的ではありません。

社員がより働きやすくなり、自ら考え、より良い仕事へ改善できるようになること。そして、そこで生まれた力を会社の成長につなげることが、コンドウ印刷のDXです。

3.デジタル技術活用の方向性

当社は、DXによって「現場」「人」「経営」「事業」を一体で変革します。

現場では、生産計画、進捗、作業時間、設備稼働、品質などの情報を可視化し、これまで経験や勘に依存してきた作業手順や判断基準を標準化します。

また、生産スケジューラーなどを活用して、生産計画と実績を把握し、段取り、待ち時間、設備停止などのロスを削減することで、生産性の向上を図ります。

人の面では、Microsoft 365やOneDriveを活用して、情報やノウハウを全社で共有します。さらに、Microsoft CopilotやChatGPTなどの生成AIを活用できる環境と教育機会を整え、社員一人ひとりが必要な情報や経験を活用し、自ら考え改善できる組織をつくります。

経営では、生産、品質、出荷、原価、価格などのデータを横断的に活用し、現場の改善と経営判断をつなげます。

さらに、既存事業で培ったデータ活用、品質管理、改善のノウハウをアクアポニックス事業にも展開し、既存事業と新規事業が相互に価値を高め合う経営を実現します。

4.データ活用の方針

当社は、品質、生産、設備、人材、経営、販売、新規事業に関するデータを全社で蓄積・活用します。

シール・ラベル印刷事業では、商品コードなどを軸として、受注、生産、出荷、原価、価格のデータをつなぎ、過去の実績と現在の状況を比較・分析できる環境を整備します。

これにより、標準時間と実績時間の差、作業時間のばらつき、待ち時間、設備停止などの原因を把握し、作業の標準化・平準化、生産計画の最適化、生産性の向上、適正な価格設定につなげます。

また、品質不具合、改善事例、社員が持つ経験や判断基準も、会社のノウハウとして蓄積し、全社で検索・共有・活用できる環境を整えます。

アクアポニックス事業では、栽培、飼育、販売などのデータを収集・分析し、生産の安定化と収益性の向上に活用します。

データを蓄積するだけでなく、現場改善、人材育成、経営判断、新規事業の成長につなげ、企業の重要な経営資源として活用します。

5.ビジネスモデルの方向性

当社は、シール・ラベル印刷を事業の基盤としながら、DXによって品質、生産性、情報共有をさらに高め、お客様から継続して選ばれる企業を目指します。

人への投資を基盤として、業務の標準化、作業時間の平準化、データ活用を進めることで、特定の社員の経験や技能に過度に依存せず、限られた人員でも安定して高品質なものづくりができる生産体制を構築します。

また、品質や生産性だけでなく、原価や価格を含む経営データを継続的に把握・分析し、データに基づく改善と経営判断ができる企業へ変革します。お客様に対しても、品質、生産性、コストの根拠をデータで示し、相互に持続可能な取引関係を構築します。

さらに、アクアポニックス事業を第二の事業の柱として育成します。印刷業で培った品質管理力、改善力、DXによるデータ活用のノウハウを新たな分野へ展開し、地域に新しい産業と雇用を生み出す、持続可能なビジネスモデルへの変革を目指します。

6.4つのDX戦略

6-1. 人とノウハウをつなぐDX

― 人材育成・AI活用・標準化 ―

全社員を対象にAI・デジタル活用教育を継続的に実施し、生成AIを日常業務に活用できる人材を育成します。

また、ベテラン社員が培ってきた経験や判断基準、作業手順、品質・不具合・改善事例などをデジタル化し、個人に依存していた経験やノウハウを「会社のみんなで使えるノウハウ」へ変えていきます。

新卒社員や未経験者を含め、多様な人材が仕事を理解し、自ら考え改善できる組織を目指します。

6-2. データで生産と経営をつなぐDX

― 生産性・原価・価格データの活用 ―

生産計画、進捗、標準時間、実績時間、設備稼働、停止理由などをデジタルで可視化し、生産管理の高度化を進めます。

作業時間の違いを個人の評価に使うのではなく、ばらつきや待ち時間、設備停止などの原因を把握し、仕事の仕組みそのものを改善していきます。

さらに、受注・生産・出荷・原価・価格などのデータをつなぎ、品質や生産性だけでなく、収益性や価格についてもデータに基づいて判断できる経営を目指します。

6-3. データでお客様への提供価値を高めるDX

― 品質保証・持続可能な取引・情報発信 ―

OEM・受託製造で培ってきた品質管理力をさらに高め、品質や生産性などのデータを活用し、改善の成果や品質の根拠を示せる体制を整えていきます。

原価や価格のデータも継続的に把握し、お客様と客観的なデータを共有することで、品質・生産性・コストのバランスが取れた、持続可能な取引関係の構築を目指します。

また、ホームページやSNSを通じて、DX、人材育成、健康経営、安全衛生、地域との取り組みなどについて積極的に情報発信していきます。

6-4. 新たな事業と雇用を生み出すDX

― アクアポニックス・地域産業・雇用創出 ―

シール・ラベル印刷で培ってきた品質管理力や改善力、DXによるデータ活用のノウハウを、新規事業であるアクアポニックスにも展開します。

栽培・飼育・販売などのデータを収集・分析し、生産の安定化や収益性の向上につなげ、アクアポニックス事業を第二の事業の柱へ育てていきます。

また、新たな事業を通じて多様な人材が活躍できる雇用の場をつくり、学校・企業・地域との連携を広げながら、地域に新たな産業と価値を生み出していきます。

コンドウ印刷とは(当社の考え方・取り組み)はこちら→

人を大切にする経営(社員への取り組み)はこちら→